「アクセス性に優れた東京中心部に、映像・音響共に
グレーディング用途にも十二分なクオリティーを備え、
かつ試写会用途にもご利用いただける規模の試写環境をご提供したい。上映クオリティーを第一優先に」
「インテリアデザインのコンセプトは近代的な美術館の
空気感・ここちよさ、そこに展示する作品は "シネマ"
機能的でない修飾的な要素は極力排除 - 主役は上映中の"シネマ"」
これらのコンセプトに基づき、弊社AD市ヶ谷ビルの設計開始時より、永田音響設計、ビクターアークス (現: ヒビノスペーステック) 及び 間組(現: 安藤・間)の技術研究所がタッグを組んで参画。
長時間にわたる編集・グレーディング作業にも最適な最新の放射空調設備、フランス キネット社製の大型シートをゆったりとしたスペースに配置するなど、快適性の追求にも妥協はありません。
<映像>
* スクリーンはシームレスな、アメリカ Stewart製
SnoMatte 100 を採用
* Rec.709の色再現精度の向上(SMPTE規格)を目的
とし、LUTのカスタマイズを実施(DLPプロジェクター)
* SMPTE規格に合致させるために、定期的に輝度・
白色点等のキャリブレーションを実施
* 35mmフィルム用に、ドイツ キノトン(Kinoton)社製
Eタイプリファレンス スタジオプロジェクターを導入
- 過去最良の上映品質を提供するフィルム
プロジェクター
- 電子制御掻き落とし機構 & 特殊シャッターにより、
更に安定した映像を提供
- レンズは、ドイツ シュナイダー製を採用
* デジタルシネマ用に、NEC製大型シネマ
プロジェクター(2K DLP方式)を導入
- 十二分なランプパワーを確保
- 3D上映対応(Xpand 3D 方式)
<音響>
* 永田音響設計による、度重なる遮音・音響特性の
計測を実施し妥協のない特性を確保(NC値:<15)
* 外部からの電気的ノイズを排除するために、
専用の電気設備を配置し、更に映写室内にノイズ
カット トランスを配置
* 機材はTHX認定品を主に使用し、ケーブルは
ベルデン社製
* フロントスピーカーは、トライアンプ構成にて駆動
* Bチェーンのイコライジング特性に加えて、ODSの
スピーカー配置を考慮した特性もプリセット済み
* 定期的なキャリブレーションを実施
<快適性・安全性・セキュリティー>
* 客席にはフランス キネット社製の大型シートを、
客席数にこだわらず ゆったりと配置
* 優れた快適性、低ノイズ、省エネルギー、これらの
条件をすべて満たす 最新の放射空調設備を採用
* 映写室のドアには非接触カード式の電気錠を設置し、
入室ログを全て記録
* 試写室でありながら、映画館と同様の消防法等
各建築基準をクリア
* 保健所にも試写室としてではなく、映画館用途
として登録 (興行場法 適合)